森尾由美 オフィシャル・ウェブサイト - Yumi Morio Official Web Site -

COLUMN

「秋の気長」

実際はまだまだ暑い日もありますが、それでも朝夕は涼しくなり、日の入りが随分早くなりましたよね。確実に季節は移ろっています。どんなに暑くても減ることのなかった食欲は秋になり、更に加速度を増し秋の味覚を貪欲に探究しようとしてしまいます。夏の間は出来るだけ短い時間で済ませたいキッチンでの火の使用でしたが、コトコト煮込んだ温かいものを食べたいな。、と思うようになりました。
涼しくなって気持ちも落ち着いてきたのでしょうか?
そこで先日、チキンカレーを作ってみました。前日からヨーグルトに鶏肉を漬けて、煮込み時間も1時間40分。この時間を利用して読書をする。なんだかカッコ良くないですか?
いつもは毎日の献立、調理に追われていますが、たまにはゆっくりと。・・・良いですよね。男性のする料理ってこういう感じなのかもしれません。
この時に読んだものは海堂尊さん著書『ナニワ・モンスター』です。海堂尊さんと言えば現役の医師であり、医療問題を題材にした作品を数多く出されています。個性的なキャラクターや魅力的な筆運びで、難しくなりがちな医療小説を時にシニカルに、時に感動的に、時におかしく・・・・とあっという間に小説の世界にのめり込ませてくれます。
私は、飽きっぽいので一度読んだ本はそれきりで、再読する、と言うことはあまり無いのですが、海堂尊さん、宮部みゆきさん、東野圭吾さんの作品は間を空けて読みたくなるものが多いです。
カレーを煮込みながらコーヒーと『ナニワ・モンスター』をキッチンに持ち込んで過ごす午後は、とっても贅沢で有意義なひと時でした。
が、しかし出来あがったカレーは・・・・・何が足りなかったの?!残念な結果になってしまい、大慌てで献立を変えた私でした。翌日、必死に調味して立て直そうとする私を憐れんで下さいませ。
因みに、私の一番のお勧め、海堂尊さんの作品は『ジェネラル・ルージュの凱旋』です。

photo

Weekly LALALAより
2012.10.11


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