森尾由美 オフィシャル・ウェブサイト - Yumi Morio Official Web Site -

COLUMN

「ちょっとキテます」

きっかけは、次女の冬の課題が夏目漱石の『こころ』だった事でした。
次女は小さいころからあまり読書が好きではなく・・・。もちろん、自ら読みたいと思って手に取る本と、読まなくてはならない本では、興味の湧き方もページの進み方にも違いは出るとは思いますが。
そんなわけで、次女が小学生のころから課題になった本は、なるべく私も読むようにしていました。
高校生にもなって・・・とお思いの方もいらっしゃる事でしょうが、この『こころ』に関しては私自身、もう一度読み返してみよう。という気になり、再読をしてみました。
以前、読んだ時には、『先生』の考えや男女間のあり方など、解り得ない部分が沢山あり、ただ読んだ、という程度でしたが、今回は先生の苦悩や罪悪感、絶望感などを読み取ることが出来た気がします。
高等遊民として世捨て人にならざるを得ず、人との交わりも絶つ。読んでいてこちらまで苦しくなりました。再読をして今やっと、『こころ』を感じる事ができたように思います。果たして高校生の次女は、どう感じたのでしょうか?
次女に聞いてみたところ「凄いね。夏目漱石!」と、恐れ多い一言。
一体、なにがどう凄いのかは分からず終いですが、授業で先生やクラスメートの解説等を聞いて、彼女なりに感じたことがあっての「凄い。」だと良い方に判断することにしました。
それから、改めて夏目漱石のそのほかの作品も読んでいます。言いまわしや漢字の使い方、表現など、時代を感じる事ができたり、あるいは今と通じるようなものの見方があったりして、とても刺激的です。
皆さんも、もう一度、夏目漱石。どうですか?

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Weekly LALALAより
2015.02.27


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